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2010.06.30
ひとりごと

第33話 育成か?採用か?

「ガッツがあれば何でもできる。」
この言葉を信じて疑わない初代隊長の冨松です。

サッカー日本代表残念でしたね。
世界の野球人口が1,200万人
対するサッカー人口は、2億4千万人
実に世界単位でみると20倍もサッカー人口が野球人口より多いのですね。

対戦相手のパラグアイは南米予選ブラジルに次ぐ第2位。
ブラジルと1勝1敗・アルゼンチンに1勝1分ですから、
日本にとっては、善戦でもすごいのに、延長含めて120分間、0-0。
結果はPKで負けたものの、相手を考えれば意味のある2010年でしたね。

ここまでの感動を届けてくれた代表メンバーとそれを支えた皆さま、本当にありがとうございました。

さて、日本代表のワールドカップの4年間を一つのプロジェクトと置いたとき会社経営は日本サッカー協会の目線で行わなければなりません。

換言すれば、「サッカーワールドカップに未来永劫出場し、サッカーを通じて世界の人々の心を豊かにし、
日本経済の発展に繋げながら、協会の運営をできるだけ赤字にさせないこと」が会社経営に該当します。

チームを長期的に強くしていくために、能力の高いコーチを置き(=教育)、
能力の高い選手を探す(=採用する)ことと同時にサッカーを通じて何を得させるのか(=VISIONメイク)を明確にしなければなりません。
そのときの判断の分かれ目は、手をつける順番です。

教育か?採用か?VISIONメイクか?
私の順番は、
1.VISIONメイク
2.教育
3.採用
一見すると矛盾しますが、

将来像なくして教育方針はなく、
教育方針なくして、良き人材も人財にならず

さて今回の結果は、サッカーの専門家は直前の実力に基づき
グループリーグ敗退と予想したようですが、私個人的には、今回の試合も勝ち、ベスト8を予想しておりました。
なぜなら、今回のワールドカップの日本代表の平均年齢が、27.7歳
Jリーグ発足が1993年(=17年前)で、
ワールドカップフランス大会出場が1998年(=12年前)。本大会出場決定が1997年(=13年前)ですから、このときの彼らが何歳だったかを考えるべきですね。
仮に27歳と置くと、Jリーグの発足を10歳、つまり小学校5年生で見ていて、卒業の夢に「プロサッカー選手」って子供が出始め、
中学に入ると、15歳の時には、ワールドカップに出て活躍するJリーガーを見ていたのです!
闘莉王(29)は16歳で、本田圭佑(23)は10歳でフランス大会を見ていたのです。
そしてもう一人、岡田武史監督(54)は、指導者として始めてワールドカップへ日本代表を導いた監督であり、
実は二回目のワールドカップ本大会出場です。場数の差は歴然。
実は今回躍進できるだけの自信があって、「本大会でBEST4になる。」と言い切ったのではなかったでしょうか?
つまり予選突破は通過点で、グループリーグも通過点で、VISIONメイクができており、
本田や松井が出てくる土壌(=教育制度)があり、多くの海外組から採用ができたのではないでしょうか?

我がレスキューも個人のガッツの他に、VISIONメイクをしっかりしてきたかどうかを試される7月になりそうです。

また4年後、メンバーもガラっと変わって、より高いチームになって
再びワールドカップを見たいものです。
ありがとう!日本代表!

「ガッツがあれば、何でもできる。」と、声高く叫びたくなる2010年6月30日でした。

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