ブログ
- 2008.05.08
- 経理のお役立情報
第2話 リーダーシップ

今年も恒例の人事考課シーズンで、数社のクライアント先で人事考課のアドバイザリーをしています。
私自身は振り返る機会があれば、『前年の今と比べて変化した部分』を箇条書きで書き出し、成長できた部分に満足し、反省点を整理します。
極端な成功を遂げるとその翌年は反動でスランプが来ます。成長期よりもスランプに陥ったときに、いかにスランプ期間を短くするかが長期的な成長を助けます。
リーダーは、メンバーがスランプに陥ったとき、一緒にスランプの要因を整理することがリーダーシップにおける大事な部分だと考えています。
ほとんどの人は、スランプのときに目の前の仕事が増えると視野が狭まり不思議なほどネガティブになります。そのネガティブさが「成長に必要な反省」なのか、「後ろ向きでモチベーション低下」なのかを見極める力がないとリーダーとは呼べません。
私は、6年間のサラリーマン時代に様々な上司に出会いました。とにかく叱る上司、一切褒めない上司、愚痴を聞いてくれない上司、反対に叱らない上司、愚痴を聞いてくれる上司、褒めまくる上司。そのなかでもモチベートの上手い上司からこんなことを学びました。
『誉めてくれる人より、怒ってくれる人の意見を聞きなさい』と。
今は『誉められるより、叱ってもらえる関係を築きなさい』と聞こえてきます。
理想のリーダーシップとは「誉めることも、叱ることもできる関係」なのかなぁと思う今日この頃です。