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2009.04.08
レスキュー今と昔

第19話 情熱が宿るとき

冨松は、『情熱を灯すとき』があります。
振り返ると、心の底から「やってやろう!」と決意する瞬間でした。
すごく稀に、『情熱が宿るとき』があります。
それは、「いけるかもしれない!」と思うときです。

どちらかというと保守的な私は、リスクリターンのバランスが悪い話に手を出しません。
会社経営においては、メリットよりもデメリットが大きければ基本的には避けます。
勝算の低い戦いを続けるとメンバーは疲弊し、トータルしたとき不幸になるので、勝利のイメージできないとすごく不安になります。
さて、今日は当時30歳の私が採用を決めた、新卒20歳とのOJTな一日からのブログです。
報告は遅くなりましたが、2009年3月30日経理の特命レスキュー隊に
記念すべき第一号新卒が入社しました。

年齢にして11歳年下だったこともあって、見えない不安がありました。
私が20歳のときは、50年に一回の不況と言われたバブル崩壊後の大底を迎え、野球界は怪物松坂旋風の甲子園だったことを記憶しています。
そして今回は100年に一回と言われる不況で新社会人心理はどのようなものなのか?
気になっていたポイントは次の4つです。
1.受けた教育の違い
2.育った環境の違い
3.社会から求められることの違い
4.競争率の違い

産業の変化や政策の変化に伴い、上記のことが決定的に違うので不安がありました。
何といっても1997年に183万人居た二十歳人口は、2007年が139万人で、実に25%も少ないのです。

例えていうなら学生時代の受験戦争。上位25%の人を除いて受験するわけですから当然、進学は楽。
何かスポーツをやっても総競技人口が少ないので、甲子園に出れる確率も断然優位。
(注:学校の数が変わらない前提です。夏の甲子園には毎年、都道府県から一校出ますしね。)
と、そんな比較をすればするほど、社会の荒波に耐えれるのかが不安でしたが、蓋を開けたこっちがビックリ!でした。

ITに関しては子供の頃から触れていること。
情報量が洪水状態な現代社会だからこそ、必要な情報と不要な情報を選別する能力も備わっていること。
必要な情報を必要なときに情報を拾う力などは、”あっ”という間に私が化石になっちゃうんじゃないか?とさえ思えてます。

よく考えたらパソコンのキーボードに触れる年齢も早いし、文明が退化していない前提に立つと、最新の手法で育った方が、効率的な学習環境だし、相対的にスタートラインが優位であることは間違いなさそうです。特筆すべき部分は情報収集能力です。

そんな新卒のメンバーとまだ慣れぬオフィスの整備を共にしながら過ごし、今日は「いけるかもしれない!」と思う2009年4月8日でした。

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